小銭を用意しておこう!

「海外では現金を持ち歩くのは危険だ」という話を聞いたことがあると思います。かしかに、大量の現金を持ち歩くのは危険ですね。もし、知らないうちに治安の悪いエリアに入りこんでしまった場合、「日本人観光客」というだけで狙われることも多いのです。

しかし、「まったく現金は持ち歩きません!」というのは考えものです。アメリカであれば、20ドル程度の現金はポケットに入れておきましょう。たとえば、観光先のお店などで、ペットボトルの飲み物を買う時には現金の方が便利ですし、近距離のバスやタクシー移動でも現金の方が手っ取り早いですしね。

この場合、近くにクレジットカードが使えるATMがあれば便利です。操作は日本とほとんど変わりません。簡単に現金が引き出せると思います。また、「トラベラーズチェック」を持って行く方法もありますね。今ではそれほど主流な方法とは言えなくなりましたが、「安全面」を考えれば賢い方法だと思います。しかし、観光客をターゲットとしているお土産店以外では、トラベラーズチェックはほとんど使えませんので、利便性という面ではあまり重宝できるものではないでしょう。

ただし、トラベラーズチェックを持って行って、必要に応じて現金化する方法も覚えておきましょう。実に簡単な方法ですよ。銀行に行って、「I would like to change my travelers check into US dollar , please.(トラベラーズチェックアメリカドルに両替したいのですが)」と伝えておきましょう。ちょっとした書類が出てくると思いますので、そこに署名をしておけばOKです。ただし、この時の署名はトラベラーズチェックの署名と同じであること、また、身分証明のためのパスポートが必要なのでご注意を。

なお、近くにATMもなく、トラベラーズチェックも持っていない時は、適当なお店に入り、少額の買い物をします。そして、会計時にクレジットカードを提示して、「And, I need 10 dollar cash, please.(あと、10ドルの現金もお願いします)」と伝えておきましょう。かりに、買い物額が2ドルであった場合、12ドルでクレジット決済をするわけです。そして、2ドルはお店に入り、10ドルは現金としてあなたの手元に返ってくる仕組みですね。意外と知られていない方法ですので、ぜひ覚えておきましょう。