1次試験は時間が勝負!「スキミング」を覚えよう!

英検2級を確実に突破するためには、まずは1次試験をパスしておく必要がありますね。1次試験では、「リスニング問題」と「リーディング問題」を解答する必要があるのですが、リスニング問題に関してはそれほど問題ないと思います。英検2級のリスニング問題は、受験されたことがある方なら分かると思うのですが、実はそれほど難易度は高くないのです。ただし、「難易度が低い=油断してしまう」ことは避けておきたいですので、「まったく勉強しない」ではいけませんよ。市販の教材などに付属しているCDなどで、一通り練習しておきましょう。

さて、問題はリスニングの後の「リーディング問題」です。リーディング問題は、前半は4択形式の文法問題などが続きますが、後半は「長文問題」を解答することになるんですね。長いパッセージが印刷されており、そのパッセージの内容に沿った選択肢を選ぶというものです。

この時、ぜひ覚えておきたいテクニックとして、「スキミング」という技術があるのです。日本語に訳すと「飛ばし読み」という意味になるのですが、長文を理解するスピードが飛躍的にアップしますので、ぜひ身につけておきたいテクニックなんですよ。

スキミングの方法はそれほど難しくありません。まず、そのパッセージの主題を取るために、「太字」で印刷されている部分などを軽く訳しておきます。その後、パッセージの各段落の「最初の文章だけ」を訳していきましょう。英語は、日本語と違い、段落の最初に「何を言いたいのか?」を表現する傾向にあります。つまり、各段落の最初の文章とは、その段落の「要約文」になっているということです。そこで、各段落の最初の文章だけを訳していくと、そのパッセージ全体の要約文が出来あがることになるのです。このようにして「全体の要約内容」を先に理解しておけば、その後の読み進めていく時の「理解力」が、飛躍的にアップするというわけですね。

スキミングの技術は、とくに「論文」や「新聞記事」、「メールの送受信」などがパッセージとして出題されている時に絶大な威力を発揮します。新聞記事などは、文字ばかりで読み進めるのが難しいですよね。しかし、スキミングを活用しておけば、そんな難しいパッセージも楽々攻略できることを覚えておきましょう。