試験の準備期間はどれくらい?

英検2級の受験を計画している人からは、「どれくらいの準備期間を?」という質問もよく受けます。この質問に応えるのは本当に難しいですね。なぜなら、「今のあなたの英語力によって大きく異なります」としか言えませんし、また、過去に受験経験がある人の場合、「受検の雰囲気」や「問題構成のパターン」などを知っているため、まったくの初心者より短い準備期間でも良いということになります。

しかし、一般的には「3〜6カ月」と言われていますね。「3カ月」と「6カ月」では大きな差がありますが、少なくとも、「1年は必要ない」ということになります。そこで、「状況によって必要な準備期間」をいくつか紹介しますので、あなたに当てはまる準備期間を参考にしてください。

まず、これまでに英検の受験経験がなく、2級の問題集などを見ても「難しいな…」と感じる人の場合、やはり「半年間(6カ月)」の準備を心がけておきましょう。問題集などを見て「う〜ん、難しい…」と感じるようでは、2級突破に必要な「基礎的な英語力が不足している」と言わざるを得ません。したがって、この場合は「ひたすら問題集を」という勉強方法よりも、「3か月間は2級に頻出する単語だけを猛勉強。そして残りの3か月間を使い、問題集や過去問などで試験対策」という方法がオススメだと思います。

一方、英検の受検経験があり、「2級突破までもう少しかな?」という英語力である場合、「前回の受検データ」を参考にプログラムを組みましょう。どの部分で点数を落とす傾向にありましたか?基本的に、「受験経験あり+もう少しの英語力」という人の場合、「1から猛烈に勉強」というより、このような「落とし穴」を克服することで合格できるケースが多いんですね。したがって、「苦手分野の克服」を最大の目標に、「3か月間程度」の準備を心がけておきましょう。

上記の2パターンの「どちらにも当てはまらない人」は、「3か月〜6か月」の間で調整すれば良いと思います。くれぐれも、「6カ月以上もの長い期間をかけたにもかかわらず、受検すらしていない」ということは避けておきましょう。最長でも「半年間」を目安にしてください。もし、それでも英語力不足を感じるなら、思い切って「準2級」から準備し直すのも1つのアイデアだと思いますよ。