2次試験で失敗する人の特徴とは?

英検2級では、「リスニング」と「リーディング」で構成される「1次試験」と、「面接」の「2次試験」があります。1次と2次の両方を突破して、やっと「2級に合格した!」ということになるのです。しかし、受検者の中には、「せっかく1次試験を突破したのに、2次試験で失敗した…」という人も多いんですね。そこで、2次試験で失敗する人の特徴について紹介していきましょう。

2次試験は英語での面接になりますので、当然ですがある程度の「スピーキング能力」が必要になります。しかし、英検2級のレベルでは、それほど高いスピーキング能力は必要ありません。「コミュニケーションに関して、よほど大きな問題がある」というケースでない限り、多くは合格となるんですよ。ですので、基本的な自己紹介や簡単な日常会話、たとえば、「私は京都生まれです。お寺とかがいっぱいあって、観光で有名な町です」くらいのことが話せれば、特に問題はないと考えておきましょう。

ところが、2次試験で失敗する人の多くが、「高いスピーキング能力」を披露しようとして、事前に「何を話すのか?」の青版をたくさん用意しているんですね。もちろん、ある程度の事前準備は必要ですが、「青版から外れた話題になると頭が真っ白になる」という人も多いのです。英語のスピーキングの場合、「空白」は大きな減点対象になります。つまり、「たどたどしい会話」でも、「空白がそれほどなく、スムーズな流れで話している」ということが大切なんですね。「高いスピーキング能力は必要ない」と言ったのはそのためです。

実際、2次試験で失敗する人の多くが「空白」をたくさん作っているんですよ。事前に用意した青版もほとんど活用できず、「あれっ?用意した話題ってなんだっけ…?」と「考える時間」が「空白」を作り、それが結果として大きな減点対象になっているのです。

たどたどしくても構いません。それほど高いスピーキング能力がなくても構いません。2級の2次試験で大切なのは、「空白を作らず、積極的に話そうとする姿勢」が重要視されることを知っておきましょう。