2次試験は「自己紹介」が大切!

英検2級の2次試験では、「自己紹介」が大きなポイントとなります。また、自己紹介の方法を工夫するだけで、残りの会話が「たどたどしい感じ」でも「確実に2次試験を突破できる」という可能性もあるんですね。そこで、2次試験を控えておられる皆さんのために、ぜひ自己紹介の工夫の仕方を紹介してみましょう。

皆さんが、英語で自己紹介をする時、自分の「どんな情報」を披露しますか?「名前」と「出身地」は外せませんよね。社会人の方であれば「職業」、学生の方であれば「学校名」なども外せないトピックだと思います。しかし、これらに加えて「年齢」や「趣味」を加えるのはどうでしょうか?私の個人的な感覚からすると、つい披露してしまいがちな「年齢」や「趣味」は、むしろ英会話の自己紹介として「披露しない方が良いトピック」と言えるんですよ。

なぜ「年齢」などを言ってはいけないのか?それはずばり、「日本語でもダメだから」です。よ〜く考えてください。日本語で自己紹介をする時、あなたは自分の「年齢」まで言いますか?また、まだよく知らない人を目の前に「趣味」まで言うでしょうか?言いませんよね?それに、いきなり誰かにそんなことを言われても、困るだけだと思いませんか?

ところが、英会話の世界になると、頭が真っ白になっているのか、あるいは緊張しているのか、ついつい「言わなくてもよい情報(相手にとって困るだけの情報)」も言ってしまうんですよ。これでは、「減点対象になる」とまでは思えませんが、少なくとも「プラス査定」にはならないでしょう。自己紹介の部分では、たいてい「5点」の配点が用意されていますが、良くても「3点が限界」だと考えておいてください。

一方、自己紹介が上手な人は、「○○の会社に勤めていて、□□部署にいるんですよ。××のような仕事をしています」のように、日本語で考えても「自然なトピック」を披露しているんですね。仕事で初対面の相手に対しても、このようなトピックなら「自然な自己紹介」と言えるのはお分かりでしょう。

ですので、自己紹介の練習をする時には、「日本語で考えても自然かどうか?」をチェックしておきましょう。自己紹介として自然なトピックに関しては、日本でもアメリカでもイギリスでも同じですから。