有効期限の本当の意味とは?

「英検の試験結果には有効期限があるんですか?」という質問もよく耳にします。実際には、英検に有効期限は存在していないのですが、たとえばTOEICの場合、「有効期限は2年なので、2年を超えて履歴書には書けない」と考える人も多いんですね。しかし、これは「大きな勘違い」なのです。そこで、資格の有効期限の本当の意味について勉強しておきましょう。

前述の通り、TOEICの場合、「有効期限は2年」と考えている人が多いですね。しかしこれは、「2年を過ぎて履歴書に書いてはいけない」という意味ではありません。ここで紹介されている「2年」とは、「TOEIC本部にあなたの試験結果が保存されている期間が2年」ということなんですね。したがって、受験してから2年間の間であれば、公式の試験結果を「再発行」してもらえるというわけです。一方、2年を過ぎると、本部からあなたのデータが削除されますので、結果の再発行を申し込んでも発行はしてもらえません。

いかがですか?これについては知らない人も多かったのではないでしょうか?多くの資格等に見られる有効期限とは、「本部にあなたのデータが保存される期間」であり、「それを超えて履歴書に書いてはいけない期間」ではないことを覚えておきましょう。

しかし、ここで1つ、困った事例も報告されているんですよ。前述のように、資格の有効期限とは「本部にデータが保存される期間」なのですが、「それを超えて履歴書に書いてはいけない期間」と勘違いしている「人事担当者」もたくさんいるんですね。私の知り合いでも、3年ほど前にTOEICを受験し、転職するときにその点数を書いたのですが、人事担当者から、「TOEICの有効期限を過ぎていませんか?」と指摘されたそうです。その場で勘違いを指摘するのも空気が悪くなりそうですし、この知り合いは、「はぁ、すみません…」と答えるしかなかったそうです。ですので、有効期限の本当の意味をもっと多くの人に知ってもらい、「それを超えても履歴書に書いて良い」という認識がさらに広まることを皆さんも願いましょう!