「なんちゃってリスニング」をマスター!

海外旅行での英語のリスニング、難しいですよね。しかし、海外旅行ではそれほど多くのトピックを話す必要はありません。ある程度、旅行に必要な英語のリスニングを練習しておけば良いのです。そこでオススメしたいのが「なんちゃってリスニング」ですね。

「なんちゃってリスニング」とは、ずばり「ポイントリスニング」のことです。つまり、相手の言っていることを全部聞き取ろうとするのではなく、「要点だけを聞き取る」という方法です。「でも、要点だけを聞くって、簡単に言うけど難しくないの?」と思ってしまいますよね。たしかに、多少の練習は必要だと思います。しかし、皆さんが想像されるほど難しいものではないのです。

たとえば、飛行機の中での会話を思い出してください。機内食が出される時、「Beef or chicken?(ビーフになさいますか?それともチキンになさいますか?)」という文章があります。これこそ、ポイントリスニングの代名詞と言えるでしょう。英語の本文には、「なさいますか?」の部分はありません。しかし、意味はちゃんと通じる英語の文章なんですね。これは、英語圏意外に住んでいる人でも分かるように、ポイントリスニングを「話し手の方からしてくれている」ということなんですよ。「Would you like 〜?(なさいますか?)」をあえて飛ばして話してくれているので、英語が苦手な人でも分かるようになっているんですね。

つまり、私たちが現地のホテル等で英語のリスニングをするときも、これと同じように聞いておけばOKなんですよ。難しく考える必要はありません。「そういえば、〜の単語が聞こえたな…」のように、1つでも単語が聞けたなら、たいていのコミュニケーションは大丈夫だと思いますよ。ただし、くれぐれも安易に「Yes」とは言わないようにしておきましょう。どうしても相手の言うことが分からないなら、「I’m sorry, I cannot hear you. Would you write in sentence?(すいません。言っていることが分かりません。文章で書いてもらえますか?)」と言って、相手に紙とペンを渡しておきましょう。文章で書いてくれるなら、だいたいの意味は理解できますからね。