「依頼疑問分」の作り方

「海外旅行で英会話が心配だ…」という人も多いと思います。ツアーで出かけるなら、ガイドさんにお願いして通訳をしてもらえますが、自分たちだけで行動する場合は困りますよね。しかし、「英会話に不安を感じる」という人の場合、「依頼疑問文」の作り方さえマスターしておけば、たいていのケースでコミュニケーションが取れるのです。

「依頼疑問文」とは、呼んで字の如く、「〜してもらえますか?」という文章のことです。たとえば、写真撮影をお願いする時、「写真を撮ってもらえますか?」という必要がありますよね。また、ホテルの部屋を変えて欲しい時も、「部屋を変えてもらえますか?」と言いますし、レストラン内でも「お水をいただけますか?」のように、海外旅行においては、皆さんが想像される以上に「依頼」することが多いんですね。

依頼疑問文は、基本的には「Can you 〜?」で始まります。「Would you 〜?」の方が敬語になるのですが、「Can you 〜?」でも決して失礼には当りません。あとは、その続きの表現をいくつか覚えておくだけでOKです。たとえば、写真撮影を依頼する時は「Can you take photo for us?」でOKですし、道を聞きたい場合は「Can you tell me the way to 〜?」で通じます。このように、基本的には「Can you」から全てが始まり、時と場合に応じて、そのあとの表現を変えてやるのです。ちなみに、写真撮影をお願いする時は、できるだけ観光客の人に頼んでおきましょう。撮影をお願いしてカメラを渡した瞬間、カメラごと走り去っていくという盗難事件が多発しているためです。ですが、あなたと同じ観光客であれば、そんな心配もありませんからね。

また、もう1つ、ぜひ覚えておきたい表現として「Can I 〜?」があります。「〜をください」という、要求を伝える文章ですね。この場合も、「Can I 〜?」のあとの表現を変えるだけでOKですよ。たとえば、「お水を下さい」という場合は、「Can I have some water?」で通じますし、ホテルの部屋を変えて欲しい時は「Can I change my room?」と言っておけばOKです。

いかがですか?海外旅行に慣れていない人の場合、「文章をそのまま丸暗記する」ということも多いのですが、「Can you」や「Can I」のように、基本となる部分を覚えておけば、あとは時と場合に応じて続きを変えるだけで「それなりの英語」になるんですね。